石油人必見!!業界斬り


ENEOSホールディングス一体化


金属分離、開発集約の流れ加速か



JXTG ホールディングス、出光興産、コスモエネルギーホールディングスなど元売会社の2020年3月期の連結最終損益は3社とも赤字となった。原油価格の急落で在庫評価損が膨らんだ他、新型コロナウィルス感染拡大の影響でガソリン、ジェット燃料の需要減少が大きな理由-と各社は説明している。しかし、コロナ禍は新年度入りと同時に石油業界のみならず日本経済を直撃した。4月、5月はもとより今後も、「ガソリン、ジェット燃料の需要減は回避できない」という厳しい現実を踏まえると、元売各社の業況はV字回復となるのか、緩やかなU字回復か、それとも回復基調がみられないままのL字状態が続くのか。業界関係者は先行き不透明感を抱いている。


こうした中、JXTG ホールディングスはENEOS ホールディングスに、JXTG エネルギーはENEOS へとそれぞれ社名を変更した。同時にENEOS ホールディングスの代表取締役会長CEOに杉森務JXTG ホールディングス社長が就任。社長にはJXTG エネルギーの大田勝幸社長が兼任。ENEOS ホールディングスはJXTG エネルギーを中心に両社の経営を実質的に統合する体制に移行。今月末からENEOS 一辺倒主義が展開される。


これまでもJX金属分離の憶測があったが今回の社名変更で、この流れが加速する-との見方が再浮上している。JX石油開発についてもJXTG からENEOS への社名変更を機に、国際石油開発帝石・インペックスとの統合問題が浮上する―との憶測をする関係者もいる。さらに石油連盟会長に杉森CEO が就任したことで、石油開発会社が会員の石油鉱業連盟との統合にまで発展するとの見方もある。元売会社の集約統合は一段落したものの、会員会社の減少を背景にして、会費不足に悩む石油連盟。今後、予想される開発会社の統合次第で両団体の集約という流れも否定できない。


出光興産と昭和シェル石油の経営統合から1年が経過。月岡会長、亀岡副会長、岡田副社長の3代表取締役が退任。松下、丹生谷両副社長が代表取締役に就任する。「亀岡、岡田両代表取締役の退任によって出光昭和シェルの代表取締役は全て出光出身となるが、マーク統一、関連会社、子会社の統合が一気に進展するのでは」という声も聞かれている。



【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。
                 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 石油ネットによる造語で、HP連載のタイトル。
                 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

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