石油人必見!!業界斬り



出光、富士石油と製油所統合の背中を押す経済産業省


製油所ごとの連携強化・統合が業界再編の鍵



   一部報道でコスモ石油と東燃ゼネラルの千葉製油所の統合が伝えられたが「この件については昨年、両社が大筋で公表していることなので、あまりびっくりはしない」としながら「茂木敏充経財産業相がポスト高度化法絡みで製油所の過剰設備解消を機に業界再々編成に導こうという趣旨を語ったようだが、コスモ・東燃の両社よりも出光、富士石油の千葉製油所の統合を視野に入れてのものと推測される」と語るのは業界関係者のひとり。

 

  千葉県内は高度成長期時代にコンビナートリファイナリー策として製油所、石油化学工場が多く建設され、京葉コンビナート群を形成した。時代は変わって石油だけでなく石油化学の製油所、工場は老朽化、さらには供給過剰時代へと突入し、石油だけでなくコンビナート戦略が大きな曲がり角をむかえた。そのひとつとしてコスモと東燃の製油所統合が推し進めているものだが「経済産業省としては出光と富士石油の製油所統合の背中を強く押す-という意味合いが強まっているのではないか」と推測する関係者もいる。

 

  富士石油の社長に今春、経済産業省OBが就任したことに関心を寄せる業界消息通は「未だ抱えるといわれる出光興産だが、富士石油との何らかの提携を求められているのではないか」、「業界の雄ともいわれているJXエネルギーも鹿島製油所の発電所化、さらには神奈川県の根岸製油所についても設備縮小に向けて踏み切らざるを得ない状況になりつつある」とみている。「製油所ごとの連携強化、製油所ごとの統合-が今後の業界再々編成のキーワードになっている」という見方も強まっている。

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