石油人必見!!業界斬り



コスモエネルギーホールディングス10月1日スタート 


課題解消で事業会社に業務移管 伊藤忠エネクスなど商社の動向に関心集まる


 

 コスモ石油は10月1日から持株会社「コスモエネルギーホールディングス」からスタートすることを決めた。持株会社のコスモエネルギーホールディングスは精製供給のコスモ石油、販売関連のコスモ石油マーケティング、資源開発のコスモエネルギー開発-の3社が中核事業会社として傘下にするというもの。6月末の株主総会で承認される見通しだが、持株会社関連の発表をした翌々日には「四日市製油所のトッパー1基を2017年3月末までに稼働を停止し、昭和シェル子会社の昭和四日市石油四日市製油所から製品、半製品の供給を受ける。千葉製油所についても東燃ゼネラルとの共同事業会社に精製設備を一元化することで、エネルギー供給構造高度化法の一次および二次告示をクリアすることになる」と発表した。



 コスモ石油はホールディングカンパニーのスタート前に懸案ともなっていた高度化法関連を片付けた形だ-との声もある。千葉製油所については東燃ゼネラル、四日市については昭和シェルとの連携で「競争力強化を目指す-ということのようだが、精製関連以外の部門でコスモブランドの生き残りに向けて、他社との連携強化をこれまで以上に様々な動きを強めるのではないか」、「販売業務の事業会社(コスモマネジメント)についても販売連携の動きを他社との間で進めることになるのではないか」という見方もある。



 元売会社の動きに敏感なのは商社だろう。なかでも伊藤忠エネクスは2015-2016年度の中期経営計画を策定した。収益力増強策として石油事業の反転攻勢と体質強化-を掲げる一方で車関連事業についてもエネクスオートを中心に強化を図るというもので、ガス事業の拡大と収益向上、電力・ユーティリティ事業の基盤強化と自由化対応-なども掲げられており、昭和40年代にスタートした伊藤忠燃料というカラーを完全に払拭し、エネルギー商社として色彩を強めていることに寂しさを感じる」と伊藤忠エネクスOB関係者は語る。「同時に社員の雰囲気も過去のような野武士集団というのは昔の語り種。今では商社マン的なスマートさを求めていると感じられる」の声もある。



【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

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