LPガス業界も本格的な競争・競合時代へ

都市ガスの小売が全面自由化されることは、マスメディアなどを通じて広く流布されることになると予想されます。これにより電力のケースと同様に、ガス会社も自由に選べることが広く認識されるようになると考えられます。


LPガスの小売りはすでに自由化されていますが、まだ多くの需要家がガス会社を自由に選べるとは思っていません。このため、都市ガス小売りの全面自由化をきっかけに都市ガスだけでなく、LPガスでも需要家が自らガス会社を選ぶ動きが広がると予想されます。これにより、LPガス業界では、既存業者間だけでなく、新規参入者も交えて、顧客の争奪が活発に行われるようになると予想されます。導管という制約がない分、LPガスの方が都市ガスより競争が起きやすいともいえるでしょう。


また、家庭用のガスは、小売段階での利ザヤが大きいだけに、価格競争によって値崩れが広がったり、ガス料金の割引をセット販売のセールストークにする異業種企業が出てきたりしてもおかしくありません。



拡大する可能性が高い電気、ガスなどのセット販売

前述したように電力小売りが全面自由化されたことをきっかけに、電気を自社の商品やサービスとセットで販売する動きが広がっています。都市ガスの小売りが全面自由化されれば、ガスを対象に加える動きも広がると思われます。


この結果、近い将来、電気、ガス、石油、通信、不動産、小売など、生活に密着し、かつ、ほぼ毎月代金が決済される事業は、組み合わせて提供されるのが一般的になると予想されます。もちろん、消費者にとってなじみのあるガソリンや灯油などをセット販売の対象に加える動きが広がる可能性もあるでしょう。


石油製品をセット販売の対象に加える際には、SS側にセット販売の負担が押し付けられたりしないよう、元売各社は配慮する必要があると思われます。


セット販売において、事業者側からみたポイントの一つは、窓口になれるかどうかでしょう。窓口になれれば、セット販売の対象となる事業の収益を取り込んだり、顧客を囲い込んだりしやすくなるからです。

 
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