石油人必見!!業界斬り



様々な憶測を呼ぶ業界再編成最終章




開発会社プラスアルファの和製メジャー構想復活も浮上



 

 出光興産と昭和シェル石油が経営統合にむけて協議に入り、石油業界の再々編成は最終章を迎えようとしているが「行政(資源エネルギー庁)は、これに開発会社を加えた和製メジャー構想復活を視野に入れているのではないか」と語る関係者もいる。同時に業界トップのJXの動きも気になるところだ。「JX日鉱日石エネルギーをはじめとするJXの事業会社は1月1日から社名をJXエネルギーと日鉱日石の名前を一掃するが、社名変更にあっての“変わるんじゃない・生まれ変わるんだ”というキャッチフレーズが意味深だ」との声もある。


 出光・昭和シェル連合が業界最大手のJXホールディングスに迫ることになり、東燃ゼネラル石油、コスモ石油の行方とともにJXの今後の取り組み方が気になるところだ。しかし、“変わるんじゃない・生まれ変わるんだ”というフレーズはJX自身、石油だけに頼らず総合エネルギー企業への脱却、そして既成概念の壁を乗り越えて東燃ゼネラルとの精製提携もあり得る」と推測する関係者もいる。


 その一方で経済産業省の幹部は「これで和製メジャー構想復活の足掛かり材料になる」とポツリと漏らす。その意味とは?かつて昭和40年代に日本鉱業・アジア石油・東亜石油三社の販売部門統合で誕生した当時の共同石油(現在のJXの前身)はこれに開発部門を加え、開発-精製-販売に至る一貫体制の企業づくりを目指し、和製メジャーを視野に入れていたという。しかし、その構想は歳月を重ねるうちに消え去った。だが、一連の業界再編で再浮上した。「業界再々編成最終章は元売同士だけの統合に非ず。石油資源開発、国際石油開発帝石といった開発会社を巻き込んだ石油業界づくり-という思惑が強まっている」と複数の関係者は語る。さてその行方は…。



【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。
                 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 石油ネットによる造語で、HP連載のタイトル。
                 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

>>維新伝心のバックナンバーはこちら<<

2015.08/09付け 出光・昭和シェル連合の誕生 JXは第3石油ネット ~維新伝心~次中計策定で他社の取込みをどう判断
2015.07/23付け 2020年東京オリンピック・ゴールドパートナーにJX 新国立競技場の聖火燃料は水素?
2015.07/08付け 2016電力自由化 ENEOSでんきの相乗効果は?日石・三菱統合当時からエネルギー総合企業を目指す
2015.06/28付け 新生・ENEOSフロンティアスタート 伊藤忠エネクスカーメンテ新ブランド立ち上げへ
2015.06/12付け 全石広島総会 変化に対応したSS経営などがスローガン 長期体制も変わらなければ話にならない?
2015.05/26付け コスモホールディングス10月1日スタート 課題解消で事業会社に業務移管 
2015.05/13付け 消える日鉱共石 想定内のJXエネルギー新商号 脱石油のイメージアップ
2015.04/20付け 新生ENEOSフロンテイア7月スタート 市場支配力アップで焦る商社も
2015.04/06付け JXHD 不吉な鉱山開発絡みの赤字計上 共同石油スタート当時の原動力は伊藤忠燃料
201503/23付け 水素ステーション作りが加速化 採算販売徹底も販社は別物
2015.03/06付け JX 2016年中にもSSを窓口に電力販売開始 総合エネルギーステーション化に不安の声も
2015.02/25付け 精販協議会での元売発言ギャップに不満も 販売店の声を反映することが今後の課題
2015.02/18付け コスモ石油今秋に半年前倒しで持株会社移行 業界再々編成の主役?
2015.01/21付け JXの子会社統合・合併は当初のシナリオどおり SS市場支配力強化 ジェット燃料シェア拡大を目指す動きも
2015.01/10付け 原油安を背景に量より質から数量志向を強める元売販社・量販店 
2014.12/21付け ガス抜き?精販協議会の存在とは 気になる来年の元売の特約店政策
2014.12/11付け 総論賛成・各論反対 抜けきらない自分だけはの体質 あの流通証明書はどこへいった
2014.11/20付け 元売トップの年頭訓示を読み返すと再々編成の流れが見えてくる?コスモ持株会社移行は2016年にも
2014.11/05付け 官主導の製油所閉鎖・能力削減 再々編成で強靭な石油会社づくりを後押しか
2014.10/24付け JXエネルギー電力小売事業に着手 製油所内に発電設備設置も
2014.10/09付け  仕切り先取り値下げで元売販社にブーイング シェルに追随?大手元売がハイオク品質改良を検討か
2014.09/23付け 水素ステーションよりEVステーションづくりが最優先 石油流通証明書の効用効果は?
2014.09/10付け 元売の総合エネルギー企業転身 官主導の再編成最終章 系列業者不在に不快感の声も
2014.08/19付け JX金属海外鉱山本格操業どうなる勝算 JX誕生は日鉱時代の失敗も背景に
2014.08/09付け 元売と系列業者の関係再構築は足踏みコスモ石油持株会社移行が加速化
2014.07/25付け JXエネルギー系列特約店会会長が決定 新旧交代の影響はいかに
2014.07/08付け 注目されるJX根岸、鹿島両製油所の今後 トーンダウン気味の流通証明書問題
2014.06/25付け 元売りの市場支配力戦略に注目 弱肉強食時代の到来も
2014.06/09付け 出光、富士石油と製油所統合の背中を押す経済産業省 製油所ごとの連携強化・統合が業界再編の鍵
2014.05/23付け 販売業者の祭典?全石連総会は6月12日 業界窮状下での持ち回り開催に疑問の声
2014.05/13付け 今後のJXエネルギー戦略を示唆するテレビCM 新社長体制の役員人事発令
2014.04/22付け JX日鉱日石エネルギー新社長は杉森務氏 トップの若返りで気になる役員人事
2014.04/14付け 6月は仕切り改定と流通証明書問題に注視 大手元売り首脳陣含みの役員異動はあるのか?
2014.03/19付け SS業界団体会長 最長不倒距離を更新か? 流通証明書の義務化法案今国会提出は見送りの公算強まる
2014.03/04付け  JXエネルギー電気事業部を新設 火力発電本格的な参入へ
2014.02/20付け 記録的な大雪東日本大震災の学習効果は活かされたか?流通証明書の意義に疑問の声
2014.02/04付け 気になる流通証明書関連の議員立法検討の行方は 議員立法での早期法案成立は微妙?
2014.01/24付け コスモ石油森川社長の年頭挨拶に関心を寄せる業界関係者 今後気になる富士石油の動向
2014.01/05付け 2014年がスタート 避けて通れない元売り再々編成 連合軍形成にむけて水面下で動く
2013.12/23付け 元売り再々編成の幕開け キーワードはリファイナリー・ルネッサンス?
2013.12/05付け 遅々として進まない元売り再々編成 その背中を押す産業力競争法とは?
2013.11/21付け 盛り上がらなかった石油増税反対集会 その理由は?
2013.11/05付け 依然解消されない系列玉の価格格差 苦労するのは販売最前線の系列特約店や販売店
2013.10/22付け 
元売りの大幅仕切り上げは“倍返し”?SS業界団体が踏んでしまった虎の尾

2013.10/04付け ブランド料引き下げも販売店には恩恵なし?気になるプロ野球コミッショナー人事
2013.09/21付け 10月よりJXエネルギーの仕切り体系変更 今回の見直しはマイナーチェンジ
2013.09/05付け 大手元売りの来年度SS戦略づくりに関心 仕切り問題は月内に新たな動きも
2013.08/22付け ブランド料改定の背中を押す公取委の報告書
2013.08/04付け ENEOS三兄弟の誕生?名門の一光と鈴与エネルギーの両社統合でENEOSウイング今秋スタート
2013.07/22付け 業転制限問題第2ラウンド 安易な購入はコストがかかる?大手元売りブランド料引き下げを検討か
2013.07/05付け 業転玉購入制限の公正取引委員会見解で波紋広がる石油業界
2013.06/22付け JOMOが消滅?永田町の石油議連アクションの効果に疑問符も
2013.06/10付け 今年は北海道で全石連総会 お祭りムード一掃・対決姿勢を示せるか
2013.05/25付け 流行りの中期経営計画の裏読みとは?

2013.05/10付け 収益悪化で先行き不安を強める中小業者、6月株主総会出席で元売り首脳に窮状を直訴
2013.04/25付け 海賊とよばれた男が日本本屋大賞 その効果は計り知れない出光興産
2013.04/10付け SS業界団体の陳情は単なるパフォーマンス?ブランド料引き下げが先決

2013.03/25付け 気になるコスモ石油の行方 総論賛成・各論反対はSS業界でも
2013.03/10付け JXと出光相互供給提携 蜜月関係が具体化 評判悪い仕切り週央見直し改定
2013.02/25付け 元売り人事異動 内示のピーク 興味薄れる?特約店関係者

2013.02/10付け 来年3月末期限 高度化法対応 系列業者不在で自社の適正規模にむけて動く大手元売り
2013.01/25付け 月末の地下タンク老朽化問題需要減退でSS閉鎖も 元売りは新たな社有網拡大策も
2013.01/10付け 気になるJ&S出向人事 収益体制再構築も撤退シナリオを描く



会社案内個人情報著作権リンクポリシー
本ページに記載の記事・写真などの無断転載を一切禁じます。
著作権は㈲マジカルネットワークまたはその情報提供者に帰属します。

Copyright (C); 2015,
Magical Network Inc. All Rights Reserved.