石油人必見!!業界斬り




元売りの市場支配力戦略に注目



弱肉強食時代の到来も


 元売り会社の株主総会も無事終り、新たな体制でガソリン需要減少、原油高という厳しい環境に挑むことになった。新たな体制といえば市場連動型から原油コスト連動型の算定方式に移行した元売り仕切りだが、この先どこまでガソリン価格が上昇するのか-と業界関係者だけではなく、一般消費者も大きな関心を寄せている。


 元売り会社のなかには、今後の戦略として系列特約店に社有SSの返還を求め、それを改造して販社や影響力のある大手特約店に運営を任せる-というパターンが定着している。「元売り自身、最近は値取り追求という姿勢を強めているが、結果的には市場支配力を強化しての弱肉強食的なカラーをさらに強めるのではないか」との見方もある。



 関係者によると「大手元売りの中には小手特約店との特約契約を結ばず、販社などへの販売店として再スタートを促す動きもあり、ここ暫くは元売りの動きから目が離せない」という。系列玉と業転玉との格差解消に端を発した流通証明書問題。そして昨年夏のブランド料引き下げ要求。国会のセンセイ方による圧力が際立った。元売りがブランド料を引き下げても販売店には恩恵なし、仕切り算定方式の見直しによって「仕切りの不透明感がこれまで以上に強まった」の声もある。流通証明書の担保措置についての議員立法も掛け声だけで、逆に流通証明書があれば業転購入でも分析義務を軽減するという方向になっており「委託分析の手数料を収入源のひとつとしていた石油協会にとっては、収入減になるのではないか?」と思わぬリアクションに苦笑する場面もある。


【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

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