石油人必見!!業界斬り



2016電力自由化 ENEOSでんきの相乗効果は?



日石・三菱統合当時からエネルギー総合企業を目指す


 

 JX日鉱日石エネルギーは2016年の電力全面自由化にともない、家庭用電力小売り事業に参入するが、7月に入ってその名称(ネーミング)を「ENEOSでんき」と称して、同社のホームページなどでスペシャルサイトを開設している。同時に系列の特約店などを対象にして、各支店ごとにその説明に入っているという。「JXグループの多様な燃料供給経験を活かし、石油、天然ガス、石油コークスなどの発電用燃料を低廉かつ安定的に調達して、経済性に優れた電力を燃料・発電・供給までの一貫体制でお客様におとどけします」とアピールしている。

 

 系列特約店関係者は「JXは自社の発電所の新設や増強に取り組み、SS店頭では電力顧客を獲得する-というが本当に電力と石油の相乗効果はあるのだろうか」と疑問視する。「電力顧客の獲得件数に応じて手数料やインセンティブが入る事になると思うが、電力自由化はSSにとって大きなビジネスチャンスと位置づけているものの、その効果については不透明に近いものがある」、「結果的にJXなど元売の新規事業を手助けする形で、本当の意味での顧客拡大につながるのかどうか」と先行き効果が見極められない特約店関係者もいる。

 

 「SS市場で販社の支配力が増強となる一方で、市場混乱の誘引材料にもなっている販売子会社。電力小売については販社にまずはお手本を見せてもらい、メリットがあるならばそれに加わる-という流れだろう」と語る特約店関係者もいる。ところである特約店関係者は「恥ずかしい話だが、今回、JXのホームページを見てENEOSの由来を知った。ENERGY/エネルギー、NEOS/ネオス(ギリシャ語の新しい)という二つの言葉を組み合わせた造語で、様々なエネルギーのメニューを取り揃えてお客様一人ひとりに満足を届けるという思いが込められている-という。当時の日本石油と三菱石油が経営統合をしてスタートした当初から、総合エネルギー企業を目指していたことを今になって再認識した」と強調する。


【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。
                 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 石油ネットによる造語で、HP連載のタイトル。
                 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

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